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キュウテンジャー
2019/05/10
第1話【後編】「コストダウン設計って?」
早速、新製品の打ち合わせを行う伊藤くんとキュウテンレッド。
九州テンの無線職人の源田さんから、開発の手順や「コストダウン設計」について話を伺う。
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- 伊藤君(30歳)
- 老舗靴メーカー太陽シューズの開発担当。
新商品開発のため九州テンに来た。
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- キュウテンレッド
- おたすけ戦隊キュウテンジャーのリーダー。
伊藤くんを九州テンに連れてきた。魚好き。
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- 源田さん(45歳)
- 通称、無線のゲンさん。九州テンの開発担当。
入社23年、無線一筋の職人。
開発技術者の源田だ。通称、無線のゲンさん。彼は入社して23年、無線一筋の職人で第一級陸上無線技術士でもあるんだ
初めまして! 貴社の靴に無線機能をつけたいとのことですね。
はい、そうなんです。でも僕は無線に関して全く知識がなくて・・・
不安な気持ちはよくわかります。でも、安心してください。無線部については我々九州テンにお任せいただければ大丈夫です。
靴に無線機能つけたいんです。子どもが片方靴をなくしたときに探せるように
承知しました。靴の位置情報を取得したいということですね!手法はいろいろありますが、いろんなパターンの無線を使うことができます。
BLEを靴に内蔵し、スマホと連携する方法。
この場合、スマホから離れるとアラームを出すことができます
靴にGPSをつける方法もあります
これだとスマホで位置を確認できますね
ただ単に無線機能を付けるだけでも、いろんな選択肢があるんですね。
その目的、予算に応じてお客様に最適なものをご提案したいと考えています。お客様の課題は、我々の課題でもあります。
どういう流れで開発は進めていくのですか?
まずは太陽シューズ様専門の開発チームを編成します。その中でお客様の課題に対して様々な角度から提案させて頂きます。
その後、仕様を決定し、仕様に沿った要件で開発と試作を行います。
各開発工程はそのプロセス毎にレビューを行い品質に問題がないか確認していきます。
特に我々が重視しているのがコストダウン設計です。
電子機器のコストは部材費が大きなウェイトを占めます。
作業工数は効率化や自動化で努力することができますが、部材費は設計が完了するとなかなか下げることができません。
設計の際はその部材がものづくりのフェーズへ移行した場合、コストのインパクトがどのくらいあるのか、最適な価格の部材なのか、その部材で要求された機能を実現できるのか、その見極めを行うことが重要なのです。
要求された機能だけでなく、コストまで考えた設計をしてもらえるのは大変ありがたいですね。
いいものを安くご提供する。それはお客様のビジネスの一翼を我々も担っているということだと思っています。
社長、片方なくなっても探せる靴の製品が完成しました!
おお、伊藤くんこれはヒットしそうだ! 九州テンに頼んで良かったじゃないか!
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