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無線職人のつぶやき

初級編

2022/11/26

電波の利用料金

無線コラムアイキャッチ
中学2年生の時にクラスメイトのK君が免許を取ったと話しかけてきた。
「中2で免許とは、何の?」と聞くと、「アマチュア無線の免許」とのことで、自動車の運転免許以外にも免許があることをその時はじめて知った。
と同時に“免許を取った”が、”なんかカッコいい”と思いK君の免許取得方法と同じ、養成課程講習会に通って”電話級アマチュア無線技士”(現:第四級アマチュア無線技士)の無線従事者免許を取得した。

高校に入り無線機を手に入れ電波を出すために、コールサイン”JF6〇△□”を取得した。
日本の端っこの長崎から他県の無線家と交信(通話)を行い、電波の飛びが良いと、なんと海外とも交信が可能となり、アフリカ、ヨーロッパ圏の国の無線家とも交信できた。

近くの無線家と交信するときも海外の無線家と交信するときも通話料は0円で月々の基本料金も0円。
固定電話でこんな交信(通話)をするといくらになることだろう?

そんな中、1993年(平成5年)5月1日から”電波利用料”となる制度が導入されて、電波の適正な利用を確保するため、無線局の免許人から徴収されるようになった。

この料金は無線機の設備等によって管轄する総務省へ納金が必要となったが、それでもアマチュア無線の場合は年間300円である。
ただし、その他の無線局によっては725,208,300円という桁違いの利用料が必要となる。

このお金は良好な電波環境の構築・整備に係る費用として運用されて、ここ数年600億円から800億円が運用費に充てられている。
身近な運用業務としては標準電波の発射を行っており、正確な時刻を刻む時計に使われている。
 
佐々木竜也(ささきたつや)
この記事を書いた人の顔写真

小学生のときにラジオキットの工作を機に電子機器工作に興味をもち、中学生時代、友達の影響でアマチュア無線のライセンスを取得。大学では無線を専攻しアンテナの小型化の研究に取り組んだ。入社後はタクシーや防災無線、列車無線などの回路設計業務に従事。人生無線一筋。現職はプロダクト事業本部ハードウェアデザイン部のシニアエンジニア。

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