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キュウテンジャー
2021/06/02
無線機器開発の手順って、何をしたらいいの?
キュウテングリーンは無線機器について分からない人は開発の依頼も不安が多いのではと悩んでいます。キュウテンジャーたちがそんな不安を解消するため開発の手順を開設してくれるようです。

最近は5G のスマホも出てきて、どんどん無線技術が進化してるね。


無線ってなんとなくは知ってるし身近にあるけど、無線に詳しくない人が無線を利用した製品をつくろうと思ったら、そもそも何をどう頼んだらいいのかも分からないんじゃないかな~。

無線がわからなくても大丈夫!俺たちが無線機器開発について案内しよう!


そもそも一言で無線といっても、周波数によって特徴も違う。日本では電波法という法律で使い道や周波数が定められているんだ。下の図を見てくれ。


図にある通り、周波数が低いと通信距離の範囲が広く、情報量は少ない。周波数が高いと通信距離の範囲が狭く、情報量は多い。
九州テンはVHF帯・UHF帯の開発・設計を得意分野としているぞ。
ちなみに5Gのスマホは今まで使われていたUHF帯よりさらに高周波のSHF帯を利用しているから、たくさんの情報を通信できるんだ。

九州テンが得意とするVHF帯・UHF帯は電子マネーや携帯電話、テレビみたいな身近なところに使用されているのね。
日常的に使いやすい電波ってことね。

周波数によっていろいろな使い分けがあるのは分かったけど、依頼はどうしたらいいの?

使い方によって機器の性能は変わるんだ。無線で繋がるイヤホンと無線で位置情報が分かるのでは機能が全く違うよな。
まずはどんな風に無線を使いたいのか、その使い方に合った周波数などの仕様を検討して、それから仕様を満たす機器を開発・設計していくんだ。


設計も色々あるんだね~。難しくてよくわからないな。

例えばスマホの中には緑色の基板の上に部品が取り付けられた電子回路があるよね。そもそも機械が機能通りに動くにはこの回路が正しく動いていないといけないの。この回路が正しく動くようにするのが回路設計だよ。


テレビを視聴するために、専用のアンテナを取り付けるよな。
そんなふうに、無線を使用するためには送受信のアンテナが必要なんだ。
スマホにはアンテナらしいものは見当たらないけど、中に入っている基板に小さいアンテナが組み込まれているんだぞ。
こういうアンテナを設計することもできる。


ファームウェアというのは電子回路を動かすためのソフトウェアのことだ。無線機器を使用するためには制御・操作できないといけないよな。これを開発するのがファームウェア開発だ。


言葉だけはなんとなく聞いたことあるけど、そんなのもあるんだね~。

他にもケースやパネルなどのモノの形の設計なんかもあるな。建物を建てる時に基礎や支えとなる柱を考えるのと同じだ。

そしてそれぞれ設計したものが実際に機能するかどうか、理想通りになっているのか確認するのが試作・評価段階だ。コンピュータ上のシミュレーションではできても、実際に試作機で試すと思い通りに動かない、なんてことはよくあることなんだ。そのうえで問題点を直して完成品にしていくんだ。九州テンにはこんなふうに無線に関する設備が整っているぞ!





たくさん説明したけど、結局どれも無線機器を作るのには大切な工程なんだ。九州テンはどれも技術を持っているから、まるっとお任せして大丈夫だぞ!

「無線の知識はないけど自社の製品に無線機能を付けたい!」という企業さんは仕様検討から、
「開発・設計はできるけど、試作・評価の設備がない」という企業さんは試作・評価から、
「物の構想自体はできているけど製造する設備がない」という企業さんは製造から任せてもいいね。

なるほど。それぞれに合わせて対応してくれるってことなんだね。
すごく便利だね~。

だから無線職人たちにまずは聞いてみる! そして一緒に何をしていくかを決めていくんだ!

頼りになるな~!!
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