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IoTゲートウェイ機QRIoT(キュリオット)運用事例

運用事例ー農業支援「見える化」

IoTで“見える化”、農業支援

本店・佐世保工場敷地内には、菜園サークル「KYUSHU TEN TEAM 菜園’S」が愛情をこめて育てている家庭菜園があります。この菜園では、IoTを農業に活かそうと、実証実験を開始し、リアルタイムの環境情報を公開しています。

現在の菜園の様子

※気温は直射日光下で計測しているため、日中は実際の外気温より高く表示される場合があります

野菜の生育に必要な温度、天候、日射、土壌の情報を収集し、QRIoTでインターネットにあげることで、遠隔地から菜園の情報をリアルタイムで確認できます。収集したデータを可視化することで、栽培している野菜にとって理想環境の数値とどの程度差があるかを比較できます。同じ環境でも野菜によって理想環境が異なったり、同じ農園でも、朝と夜や季節によって環境が変化したりします。農業IoTでは、こうした理想環境と実際の環境の差を数値的に確認できるようにし、作業従事者の負担軽減や作業効率化に役立てることができるようになります。

数値の変化

また、グラフ化することでデータの変化を視覚的に見やすくすることができ、一日の環境の変化や季節ごとでの環境の変化の傾向など、農園の特徴を把握できるようになります。このように、データを蓄積することで、栽培する野菜に適した生育環境への改善が見込めます。

数値の変化グラフ

使用しているセンサー

  • 土壌センサー(ラピス社製 MJ1011)
    1. EC値(肥沃度): 計測範囲 0.001-50mS/cm 精度 ±5%
    2. PH値(酸性/アルカリ性): 測定範囲 pH2-9 精度 ±0.2
    3. 地中温度[℃]: 測定範囲 -10~+55℃ 精度 ±0.5℃
  • 日射センサー(クリマテック社製 CHF-SR05)
    1. 日射量[W/m^2]: 測定範囲 0~2000[W/m^2]
    2. 気中温度[℃]: 温度精度 ±0.5℃

システム概要

  • 遠隔地から菜園の様子をリアルタイムで監視できる
  • ソーラーパネルを使用しているので電源が不要
システム構成

※システム構成は予告なく変更する場合があります

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