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ME機器管理システム 「ACE.MediStation」導入事例

導入事例―光晴会病院様

院内オリジナルシステムをACEに更新。運用はそのままに業務効率UPを実現

光晴会病院様トップイメージ

光晴会病院様では、ME機器管理システム「ACE.MediStation」を導入されています。「ACE.MediStation」の導入のきっかけや運用についてお話を伺いました。

医療法人 光晴会病院
所在地:長崎県長崎市葉山町1丁目3-12
設立:昭和54年
病床数:179床
サイトURL:http://www.kouseikai.org/
 

課題 ー 独自システム運用の限界

導入のきっかけ

インタビュー写真1
大久保 学様

光晴会病院様ではそれまで、FileMaker社のファイルメーカー®を使って院内独自のME機器管理システムを構築・運用されていました。しかし、OSアップグレードに伴う対応や、院内の運用変更による改造、管理機器台数の増加など、現業と掛け持ちで開発していくことが困難な規模になってきており、数年前から管理システムの継続運用について模索を始めました。
院内独自システムについては内部構成を把握し改造ができる技士が一名しかいなかったため、属人化によるリスクという問題も抱えており、対策は急務でした。院内のシステムエンジニアへ委託する案もあったとのことですが、機器管理について熟知している訳ではないため、例えば医療法の改正など、システムにインパクトのある変更がタイムリーに対応できない問題がありました。「今後の継続的な運用を考えると専用のシステムを導入した方がよい」と大久保様は検討の結果、判断されました。

ACE採用の理由 ー 病院の運用に合わせたシステム構築

光晴会病院様では導入にあたりいくつかのベンダーのシステムを比較・検討されました。採用に際し重視したのは「私たちの運用をなるべく変更しなくてもよいもの」でした。
選定に参加した川野様は「運用を変えないとなるとカスタマイズ量が増えるため、比例して費用も高くなります。予算は決まっているので、具体的に機能ごとのカスタマイズ費用を出してもらい、優先順位をつけてどの機能を採用するか、どの機能は将来レベルアップで対応がよいかをベンダーと話し合って進めました。その中でも九州テンさんはこちらの要望をいろいろ受け入れてくださり、安心感が大きかったです。気軽に相談できて、応えてくれる九州テンさんの対応が一番でした。」と採用理由を語ります。

効果 ー ラウンド業務を効率化

働き方改革に一助

インタビュー写真3
タブレットを操作する中川 麻衣子様

院内ラウンド業務は2名の臨床工学技士が毎日行っています。「システム切り替え前まではモニター用と人工呼吸器用の厚いファイル2冊を持ってまわり、記録用紙に手書きで点検結果を記入、ラウンドが終了したら点検結果用紙を見ながらシステムに入力していました。ACEを導入してからはタブレット端末1台だけ持ち歩けばよく、旧システムで行っていたデスクに戻ってからの手入力が無くなり、作業時間を大幅に削減できました。」と川野様。ACE導入後は作業効率も良くなり、各スタッフの残業削減にも繋がっているようです。ACEのタブレット端末は、院内の無線LANが使用できない環境でも使うことができるので、幅広いニーズにお応えすることができます。

所感 ー 一元化による情報の共有

メンバーの意識が変わった

ACE導入の効果はメンバーの意識にも現れています。「新システムの導入で特にこだわったのが『申し送り機能』です。この機能はACEの標準機能のひとつですが、使いやすさを追求した内容にカスタマイズしてもらいました。業務内で発生したトラブルや予定の変更などの情報を、写真や資料、データを含めてメンバー全員で共有できるようにしました。」 朝礼ではACEの画面を見ながら各メンバーと意見を出し合うことで円滑なコミュニケーションが図れています。

インタビュー写真4

展望 ー 院内全体での情報共有を

臨床工学部門と病棟の連携強化

現在、臨床工学部門のみでシステムを運用していますが、今後は院内各部署へも導入を進め、院内での情報共有に役立てる計画です。ACEはラインセンスフリーでインストール台数を気にする必要がなく、運用しながら端末台数を増やしていく事が可能です。検査部門や放射線部門での運用も可能なため、点検計画の実施状況などをひとつのシステムで一元的に管理することができます。
また、病棟での利用に特化した機能もあるため「今は転床した機器がどこにあるかを把握するのが難しいのですが、各病棟でもACEを運用することで、これらの問題を解決していきたいです。」と、情報共有による無駄の削減に期待されています。

貸出の様子
貸出の様子。バーコードでスキャンして簡単に持ち出しができる。
ACE.MediStationがお役に立てたこと
  • 独自システムのメンテナンスの作業がなくなった
  • ラウンド業務の効率化を実現できた
  • データの一元化によりどの端末からも情報共有が可能となった

掲載内容は、2019年5月現在のものです。

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