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工場環境

佐世保工場では、精密機器の製造に不可欠なクリーンルームを完備しています。
クリーンルーム規格はISO14644-1、ISO清浄度はクラス8。お客様のご要望に確かな品質でお応えすべく、工場環境の見える化、外部からの塵埃侵入防止、静電対策などの取り組みを行っています。

高品質・安定操業のために、工場環境を見える化

工場環境は自社製品「QRIoT(キュリオット)」で見える化して管理しています。
QRIoTはモジュールのカスタマイズが可能なIoTゲートウェイ機です。温度・湿度・塵などの各センサーの情報をQRIoTで収集し見える化することで、清浄度や温湿度の状況がリアルタイムに把握できます。これにより適切な環境を保ちやすくなり清浄度の維持・部材の状態管理・精密機械の安定操業に繋がっています。

工場内の塵29個/L以下、工場内温度18~28℃、工場内湿度40~60%、除湿室30%以下
QRIoT設置写真
工場内に設置されているQRIoT
QRIoTのモニター画面
見える化された工場環境

4つのクリーンポイント

作業エリアのクリーンルーム化

外からのエアーは、外調機で温湿度を調整しフィルターを通して塵埃を除去したクリーンな状態にしてから室内に供給しています。また、排気ファンにより室内エアーを排気させることで循環させ、室内を加圧状態にしています。室内の気圧を外部よりも高めることで塵埃の侵入を防ぎ、清浄度を維持しています。

空調設備の写真
エアーシャワー

クリーンルームに入る前には、人および台車に乗った部品にエアーシャワーを浴びせ、塵埃を落とします。エアーシャワーは人用のものと部品用のものをそれぞれ設置しており、集塵効率は0.3μm粒子(大気塵)99.99%以上です。
クリーンルームから退出する際は、インターロック式の二重扉を備えた退出専用ブースから退出します。クリーンルーム側の扉と外への扉を同時に開かないようにし、外部からの塵埃の侵入を防いでいます。

エアーシャワー使用写真 エアーシャワー詳細写真
台車の使い分け

実装する部品をストックエリアからクリーンルームに搬入する際、台車に付着したゴミが侵入しないよう、エリア別で台 車の使い分けをしています。
部品を運搬する台車の棚と車輪を脱着可能にし、エアーシャワーで部品の埃を落とす際に棚だけをクリーンルームに搬入することで、埃の侵入を防止しています。

スリッパ台車の写真
パスボックス

組立工程と梱包工程の間を仕切り、梱包工程で発生するダンボールのくずなどがクリーンルーム内に入らないようにしています。組立品を梱包工程へと受け渡す際はパスボックスを使用し、梱包工程からの塵埃が入らないように工夫しています。

パスボックスの写真

品質担保のための取り組み

湿度を保つ加湿設備

冬場などの低湿度時の湿度を保つために、加湿設備を設置し適切な湿度管理を行っています。

加湿設備の写真
防塵・静電対策

低発塵の作業服および導電性の作業靴を着用し、作業時に静電気や塵が発生するのを防いでいます。床は導電性の専用タイルを使用し、床と作業靴を通して人が帯電している静電気を逃がしています。

作業服 IEC61340-5-1及び低発塵対応。
工場棟床 常に安定した漏洩抵抗値( 1.0×105 < R < 1.0×108(Ω) )を確保。
作業靴チェック 作業者は毎日作業前に、作業靴の抵抗値チェックを実施し、データは静電靴管理システムにて管理を行っています。
作業靴チェック中の写真
作業靴チェックの様子
部材の吸湿防止設備

湿度管理が必要な部材は、デシケータ(低湿度保管庫)や除湿室を設置し、保管時の部材への吸湿を防止しています。

除湿室の除湿機の写真

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